「カチッ」じゃない。ずーっと、なめらか。ドラゴンエッグの5つの理由

フィジェットトイを買ったことがある人なら、心当たりがあると思います。最初の数日はおもしろい。でも一週間もすると、引き出しの奥。理由はたぶん、動きが「一種類しかない」から。カチッ、カチッ、それで終わり。
このドラゴンエッグが少し違うのは、動きに区切りがないことです。指先で軽くひねると、びっしり並んだウロコのパーツが一枚ずつずれて、するするとコイルしていく。止まるところがないから、つい、もう一回。


スピナーの「シャー」、キューブの「カチカチ」。あの音と手ごたえは、一回ごとに区切りがあります。ドラゴンエッグにあるのは、区切りのない一本の動き。親指の腹でゆっくり押していくと、ほとんど抵抗のないまま、するする、するすると回り続けます。「気持ちいい一瞬」ではなく、「気持ちいいまま、続く」。この違いが、飽きにくさの正体だと思います。

なめらかさの理由は、つくりにあります。表面を覆っている龍のウロコは、模様ではなく、一枚ずつ独立した連結パーツ。3Dプリントで、はじめから組み合わさった状態でつくられています。ひねると、その一枚一枚がとなり同士でわずかにずれる。何十枚ぶんのずれが重なって、あの「するする」になります。近くで見ると、パーツとパーツの間にちゃんと隙間があるのが分かります。

これが、地味にいちばん効きます。カチカチ鳴らないので、会議中でも、通話中でも、静かなオフィスでも気兼ねなく触れる。デスクの引き出しに入れておいて、考えごとの合間に取り出す——そんな使い方をされている方が多いようです。「会議の合間にひねっていたら、同僚に『それ何?』って聞かれっぱなし」というお声も届いています。

サイズは5.9×5.9×7cm。フィジェットトイとしては大きめで、ここも効いています。小さいものは指先だけの動きになりますが、これは手のひら全体で包める。両手を使って、ゆっくりひねる。あの動作ができるのは、このサイズだからです。持ったときのしっかりした存在感も、安っぽく見えない理由のひとつ。

ひねりきると、龍のしっぽのようなスパイラル。手の力をゆるめれば、ゆっくりと卵の姿へ。どちらの形でも置いておけるので、触らないときは机の上のオブジェとして。ウロコの立体感が光を受けて表情を変えるので、飾っているだけでも、けっこう見ていられます。
※おもちゃ・インテリア雑貨です。やさしくおひねりください。強く引っぱるつくりではありません。
